コースデビューはいつにすべき?初心者におすすめなデビュー時期
コースデビューが早すぎると準備が足りず、ゴルフを充分に楽しめません。そのため、初心者にとって、コースデビューのタイミングは大きな課題のひとつといえます。今回の記事では、初心者におすすめのデビュー時期や準備すべきポイントなどを解説するので、デビュー時期でお悩みの方はぜひチェックしてみてください!
コースデビュー前にするべきこととは
ゴルフコースデビューを前に、まず初心者が準備すべきことといえば、最低限のマナーとスキルを身につけることではないでしょうか。ここを押さえれば、周囲への配慮を欠くことなく、スムーズにプレーできます。
最低限のマナー
プレー中にもっとも重要なのは、安全確保と他人やコースへの配慮です。たとえば、打つ人の前や斜め横に立たない、隣のコースにボールを飛ばした際には「フォアー」と大声で叫ぶといった安全を意識した行動が挙げられます。
また、グリーン上での大声や走ることは控え、他人のパッティングラインを踏まないようにするなど、ほかのプレーヤーに迷惑をかけないことも大切です。このように、初心者のうちはスコアにこだわりすぎず、まずは「プレーファースト」を意識するのがおすすめです。
たとえば、自分が打ったボールだけではなく他人が打ったボールの行方も確認するなど、プレー中の立ち振る舞いに注意しましょう。
最低限のスキル
プレーするうえで必要最低限のスキルとして、できれば空振りしないことが基本ですが、万が一空振りしても焦らずに落ち着いて打ち直すことが大切です。
また、プレー中は自分のボールは責任を持って自分で見つけることも大切です。このとき、距離表示杭や特徴的な木などは、落下地点を見るのによい目印になります。
もしすぐに見つからないとき(捜索の目安時間は3分以内)は「ロストボール宣言」をして切り替えましょう。さらに、池にボールを落としてしまった際にはルールに従って、正しい場所から打ち直すことが必要です。
バンカーからの脱出や林からの脱出も同様に、無理をせず、安全なルートを選びましょう。
初心者がコースデビューするならいつがベスト?
打ちっぱなしでの練習は大切ですが、実際にコースに出ることでしか得られない経験も多く、コースデビューは上達の大きなステップです。では、具体的にどれくらいの練習期間や回数を目安にすればよいのでしょうか?
練習期間の目安:3か月程度が理想
初心者がコースデビューを目指す場合、練習期間としては3か月程度を目安にするとよいでしょう。この間に、週に1回程度の頻度で打ちっぱなしに通い、空振りが少なくなり、ボールに安定して当たるようになることが目標です。
もちろん個人差はありますが、3か月ほどの練習で多くの人が最低限のスキルを身に付けることができます。ただし、完璧なスイングやショットを目指す必要はありません。
ゴルフは実践をとおして学ぶスポーツなので、ある程度の技術を習得したら、実際にコースに出て経験を積むほうが早く上達します。デビュー時にはミスショットが多くても構わないので、最低限のルールやマナーを守り、プレーを進めることが大切です。
練習回数の目安:10回程度でデビューを考える
練習回数としては、10回程度の打ちっぱなし練習を目安にコースデビューを検討するとよいでしょう。この段階で、ドライバーやアイアン、ウェッジ、パターなど一通りのクラブを使った経験があり、地面に置かれたボールを打つ感覚が身についているはずです。
とくに重要なのは、ティーアップしないボールを打つ練習をしっかり行うことです。また、コースに出る際には、ボールがまっすぐ飛ばなくても気にせず、緊張感の中でのプレーを楽しむ姿勢が大切です。
最初はショットの精度よりも、ほかのプレーヤーに迷惑をかけないようにスムーズに進行することを意識しましょう。ボールを見失ったときの「ファー」など、ゴルフのマナーも覚えておくと安心です。
コース選びも大切?初心者におすすめのコースの特徴
難易度の高いコースに挑戦すると、ミスが重なり、ゴルフそのものを楽しめなくなることも少なくありません。そのため、初心者がゲームを楽しむにはスキルや経験にあったコース選びが重要です。
初心者向きは河川敷コース?
まず、ホールの距離が長いと難易度が上がります。とくに長いホールでは、ドライバーやフェアウェイウッドなど、初心者には使いづらいクラブを使う機会が増えます。
また、アップダウンが激しいコースも難易度が高く、距離感や傾斜地でのショットが求められるため、初心者には不向きです。次に、フェアウェイが狭く、周囲に林やハザードが多いコースもトラブルが発生しやすくなります。
とくに、ブラインドホールではグリーンが見えないため、正確なショットが難しく、初心者にはプレッシャーとなるでしょう。さらに、池やバンカー越えのショットが必要な場面では、精神的なプレッシャーがかかり、ミスにつながることも多いでしょう。
そのため、初心者向けのコースを選ぶ際には、総距離が6,000ヤード前後で、フェアウェイが広く、アップダウンの少ないフラットなコースが最適です。ブラインドホールやハザードが少ないことも、安心してプレーできるポイントとなります。
こうした条件を満たす代表的なコースは「河川敷コース」です。河川敷コースは料金もリーズナブルで、練習ラウンドに最適な環境を提供してくれます。
初心者向きのコースを選ぼう
初心者にとってコストパフォーマンスも大事な要素です。上達には何度もラウンドを重ねることが重要なため、手頃な価格で楽しめるコースを選ぶのが賢明です。
しかし「名門コース」は料金が高く、格式も高いため、初心者向きではありません。むしろ、カジュアルでアットホームな雰囲気のゴルフ場が初心者には適しています。
まとめ
初心者でも最低限の知識とスキルを身につけておけば、コースデビューも楽しくスムーズに進めることができるはずです。コースデビューの際は、完璧なショットを打つことを目標にするのではなく、楽しむことを大切にしましょう。3か月の練習期間、もしくは10回程度の練習を目安にコースデビューを果たし、実践の中でさらなる成長を目指してください。